火口湖

資料番号
5
作者
松尾敏男
年代
1968(昭和43)年
大分類
収蔵品
「草津白根に写生に出かけた。月世界を思わせる山はだと青い火口湖は死の世界であった。死は静寂であり、その静けさは、命のある言葉以上に強く我々に語りかけるひびきがあった。何ものも生きたはずのない、トロリとした火口湖に、私は化石となって、とじこめられてしまった小魚の影を感じたのである。
春季展賞をこの作品によって頂いた。」『松尾敏男画集』(昭和62年刊)より

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